-これまでの経歴を簡単に教えてください。
大学卒業後、まず地方銀行に就職しました。
-銀行ではどういった業務をされましたか?
営業です。地元の中小企業をまわっていました。
-もともと営業志望だったのでしょうか?
いいえ。実は学生時代、漠然とコンサルタントという職業にあこがれていて、銀行にでも入ったらコンサルタントみたいな職業への道が拓くんじゃないかと安易に考えていました。
-拓いていましたか?
いえ、まったく(笑)。馬鹿でしたねえ。当社の徳島にも面接時に、アホやなあ、と笑われ
ました。
-若い人がいろいろ考えてのことなのに失礼な人ですね。
はい、私もそう思いますが、でも事実は事実なんで。みたいな、では駄目なんです。
-その後、どのようにキャリアチェンジを図ったのでしょうか?
ある程度勉強もしましたし、コンサルタントとしてどういう分野を目指すべきかを改めて考え、やはりIT分野の方向に進むべきと考えました。そこで銀行向ソリューション専門の金融商品パッケージなどの販売、導入を行うシステム会社に転職しました。
-そこでコンサルタントとして業務されたのでしょうか。
いえ、またも営業です。(笑)
しかし大きなシステムではなかったので、そういった導入方法が正しいかどうかは別として、提案段階からスコープも要件も営業段階で決めていきますし、私は銀行出身で分野の業務は詳しかったため、問題点や必要とする業務から出発し、要件定義からシステムの実現化という流れはそこで身を持って体験、習得できたと思います。また実際の導入時、導入後も窓口として課題、問題の解決にあたりました。時にはSQLをたたいてデータのチェックなどもしていましたね。
-しかしそこからさらにキャリアチェンジを考えられた理由は?
やはり何か違うなと(笑)
ただ、そこでやるべきことはやったという自信もありましたし、またそこでできる成長はできた、とも思いました。しかしシステムの業務や分野、業界が限定的だったので、キャリアパスも限定的で自分のさらなる成長が望めないという焦燥感が強かったのです。
-そして現在の会社(ユーグロナコンサルティング)を志望されたのですね。いろいろ他社にも応募されたと思いますが、入社を決められた理由はなんでしょうか?
そこはですね(笑)、希望の会社からすべて内定をもらえるわけではないので、当社に決めた理由というのも胸を張っては言えないです(笑)。しかし入社してよかったと思います。
-その理由は?
まず給料があがりました(笑)。当社の代表徳島は、高い報酬を出したからといってモチベーションは必ずしも上がらないけれど、しかし低い報酬でモチベーションは簡単に下がってしまう、という考え方です。そこをごちゃにして、低い報酬でもやりがいを与えればモチベーションが高まるという考え方を忌み嫌っているようです。なので私達は安心して目の前の業務や仕事に打ち込み、キャリアアップを考えることができます。
-仕事内容についてはどうでしょう。
現在は固定資産システムではトップシェアを誇るパッケージの導入SEとして要件定義から携わっています。会計の中でもマニアックな領域ですが、まずは何かの分野での深い専門性、スキルを身につけ、それぞれが絶対の自信が持てる専門分野を持ち、その上で次のステップアップを図るという当社方針が明確ですので、そういう意味でも安心して現在の仕事に専念できます。同時に他のパッケージのトレーニングや資格取得なども頻繁に行いますので、現在従事する範囲だけでなく、以外の幅広い知識や情報の取得を計れていますし、それらも間接的、直接的に今のシステム導入に役立っていると思います。
-今後のキャリアップについてはどのようにお考えですか?
これまで常にキャリアアップを転職とセットで考えてきたというか、考えざるをえませんでした。現在は先に述べたように当社のキャリアパスは明確ですので、前職までのような悩みはありません。キャリアパスも固定・硬直化したものではなく、状況や個人の思いを常に話し合いますので明確ではありますが柔軟なものです。
-資格の取得についてはいかがでしょうか?
資格手当等が充実しており、会社としては資格取得を積極的に奨励しています。また最低限の必須資格として、基本情報処理以上、簿記では簿記2級以上などが義務づけられています。当然私もそこはクリアしています。社内の人間は監査技術者などの高度試験も取得していますので、雰囲気から私も意欲的にならざるをえません。
-今後の会社の展望はどのように考えていますか?
当社がパッケージソリューションのプロフェッショナル集団として、メンバー個人個人が確かなスキルと、深い専門性、高い意識を持っている会社であるとお客様から信頼されるためには自分自信が自律的に考え、行動し、切磋琢磨した結果でしかないと思っています。